終末のフール

文庫化したので。

終末のフール (集英社文庫)

終末のフール (集英社文庫)


単行本は値段とかよりも持ち運びにくいのがな…つらい。
ってことで基本的には文庫化するのをじっと待つタイプの人間です(笑)


あと5年で世界が終わる。
その時、どう生きるか。
「生」を意識させるため、「死」を配置するというパターンの小説。
いろいろな人間の、さまざまな選択。
全体的にそれほど暗さを感じさせないものなので、読みやすいかと思います。
とにかく伊坂さんの文章は読みやすいよね。
作文の指導して欲しい(笑)






以下、感想でも何でもない雑記。

私は、あまり他人を枠内に入れない。けれど、どこかで深く人間を信じていて、
だから、本当にこういう事態に陥ったならば、なにも見ないだろうなぁ。
すべてを拒絶して、きっと、石になる。
そんなことを読みながら思った。
争うことが、異常に嫌いなんです。揉めるくらいなら、他人に不快な感情を伝えるくらいなら、私はきっと、姿を消すと思う。