少し変わった子あります

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魔法瓶の中に入れられた自分を想像することができる。魔法瓶の内側は鏡のように中身を歪めて映し出すだろう。だが、歪んでいるのは現実の方かもしれないではないか。どちらが正しい姿なのか判断ができない状態、すなわち単一の視点、それが孤独というものの中心である。(本文引用部。問題あれば削除します)


ある料亭に連絡をすると
毎回違う場所に、毎回違う女の子がそこにはいて、
ただ一緒に食事をする。


ストーリー自体はそれほど起伏はなく、
ただ本文に散りばめられた「孤独」とのかかわり方というか(「他人」とのかかわり方というか)が面白い。
簡単な言葉で考えさせられるもの。
個人的には、ちょっとだけ研究しているもので(笑)…「他人へのアウトプットを目標」だとかめっちゃわかる。
前進しているようで立ち止まってるんだよね。


なにより最後がよかったな〜
オチがね。
最後にすんなり自分の中に入ってくる作品ってあるようでないのでこれはお勧めですv
森さんの詩集(絵本?)を読み直そうと思いました♪